DIY木工初心者・・・木の接合のやり方について一言

木や板の接合部分のジョイントについて

木と木と言うか板と板の接合部分のジョイントについて、そのやり方にはどんな方法があるのかについて書いてみたいと思います。DIY初心者向けの内容です。

板を木目に対して直角に切断した時の切断面を木口(コグチ)と言い板木目に平行な木幅の端部分を木端と言います。その木同志をくっ付ける方法には次のような方法があります。

用途としては無垢材一枚板のテーブル天板に用いられる方法の数々です。イチマイイタと言われるテーブルには本当に端から端まで一枚の繋がった板で作ったものも有りますが、通常は数枚の板を接ぎ合わせたものを一枚板の天板と呼んでいます。一枚の繋がった板は反り返り曲がってしまうという性質があります。細長く割いた板を接合した方がテーブル全体の反りが減り比較的薄い板でもほぼ水平に接合可能です。

丸太の木材を板状に割いた板には木裏(年輪中心に近い側)
と木表(表皮側)があり、細長い板を接ぐとき木裏と木表を互いに違いに接合するとテーブル天板全体としては比較的に水平を保てるいとう案配です。

接着剤による接合の方法について書いてみたいと思います。

1)接着剤を使って接合する。
比較的に強度が弱いが、ジョイント専門店に行けば高周波による真空貼りという特殊な技法があります。こちらは比較的に強度がたもてます。でもDIY的には他に簡単な方法を考えましょう。

2)フィンガージョイント。
こちらもプロの技術で専用機械がないと出来ません。のでDIY向きではないですね。

但し、ハンディールーター(シャンク12)をセットしたルーターテーブルを自作すれば大丈夫でしょう。この特注刃物はシャンク12(軸径12ミリ)なのでハンディールーターには装着出来ます。シャンク6径のトリマーでは無理です。

3)実(サネ)を入れて接着する方法
DIY的には、板と板の木口を接合するとき、接着剤をもちいますが、接合部分を小さく抉って中には実(サネ)を入れて接着する方法があり、こちらは比較的に強度が保てます。

電動工具のジョイントタッカーで互いの木口に弧形の窪みを切り込み、中にはジョイントビスケットと呼ばれる圧縮した実を入れで木工用ボンドで接着、一定時間固定放置すると、中には仕込んだビスケットがボンドの湿気を吸って膨らんできます。ボンドが乾くに従い接合部分の強度が増す。という方法でDIY向けです。

ただしジョイントタッカーは数万円と高いので、もっと安上がりな方法は無いだろうかと言えば、あるにはあります。ジョイントビスケット式がなかった大昔からやっている方法として、実の部分をゲンノウ(金槌のようなもの)でたたいて打ち木質内の道管を叩き潰して木を圧縮する方法です。
叩き潰れる一歩前の圧縮された木片は簡易ビスケットとして使えます。

用途としては、鏡の木枠や額縁のカドの接合に用いられています。

釘やビスで固定する場合について書いてみたいと思います。

釘を使うときは、やり直さないときに使います。ビス固定はインパクトドライバーや電気ドリルで回転してネジコミますので、外したいときには逆回転すればビスは外れます。一時的に(半永久的に)留めるときにビス固定します。

ビスには木ネジ(着実に固定)とコースレット(ネジのビット山間が広くて刺さり易い)、細ビスなどがあり用途によって使い分けをします。

釘にも金槌で打ち付ける釘の他に、電動工具やエアータツツカーなど空気圧力で打ち付ける方法があります。釘の形状には一本釘のほかコの字形のものなど用途によって使い分けます。

また釘も金属はと限りません。竹釘や木釘などもあります。エアタツツカー工具にも釘の形に応じて種類もさまざまです。

1)実際に木と木を繋ぐとき、板と板を組み合わせて接合するとき、いきなり釘やビスで固定しようとすると木口に近い部分は木が割れてしまいますので必ず下穴を空けてから本命の釘やビスを打ち付けます。

比較的柔らかい木どうしを接合するときは、下穴を掘るのが面倒なので、ビスの頭の部分が沈む程度の穴を空けてからビスを打ち込むと割れにくくなります。ビスの頭が木表面に沈むとき木を押し分けて入ろうとするため木が耐えきれず割れてしまうのです。

とくに板と板を直角に繋ぎたい時など0.2mmくらいのズレも見逃せないときは仮釘として極細のタッカー釘で素早く固定しておいてから、下穴~本固定の手順でやります。

無垢板の部材が重たかったり、ズー体がデカかったりして、単独作業の独りでの立ち振る舞いが難しいときに、固定棚と框のジョイントなど絶対ズレてほしくないときに上記の仮トメ式は便利です。

フラッシュ家具の場合はカタフラにした状態で家具を組み立て、接合部分をきっちりビス固定でキメてから、最後の仕上げにもう片方の突き板を貼って完成するやり方なので体裁(見栄え)がよく綺麗に仕上がります。

ここで知らない人のためにフラッシュ家具について簡単に説明させていただきます。

フラシッシュ家具とは無垢一枚板を真似たハリボテです。

棒状に細長く割いた木を組み合わせて木枠を作り、裏・表面にツキイタを貼り、中身が空洞のハリボテにしたものをフラッシュ式といいます。見かけは無垢の一枚板に似せて作ってありますが、表面をコツコツとたたいてみると中が空洞ですのでポコポコ音(空洞の音)がします。

しかし、空洞ではなく、ギッシリ隙間無く中が詰まったものもあります。
また、空洞では弱いので、強度を高めるためにコアをいれたりしてあります。コアとは紙製のアコーデオン式になってるフラッシュの空洞を埋めるため補強材です。

ここでツキイタの説明をします。

ツキイタとは突き板といってベニヤ板に0.2mmの無垢材を貼り付けた部材の板のことを言います。

・ベニヤ板とはご存じかと思いますが、薄い板を木目が互いに直角方向に成るように何枚も張り合わせて板状にした集成材です。ベニヤ板は有名な発明家エジソンが考案したものだと言われています。物質の少ない時に薄くて反らない一枚板として重宝がられ今に至っても使われ続けています。もうひとつ余談ですが、零戦(第二次世界対戦時に活躍した日本の戦闘機)のボディーには木製ベニヤ板が使われていたそうな、外国の戦闘機のボディーには軽金属が当たり前の時代にあって・・・。

今回は木と木の接合のやり方について簡単に説明させて貰いました。
読んで板だき有り難うございます。

[関連記事]内容一部重複

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