焼き印職人

あのご高齢の焼き印職人のお爺さんは、私が焼き印を作ってもらったあと、暫くして廃業されて亡くなられたと風の便りで聞きました。

博多区の住吉神社の近くの小さな焼き印屋さんでした。店が小さくてうっかりすると通りすぎてしまいそうになるくらいちっちゃなお店でした。

私が焼き印を注文しにいったとき会った印象では、素朴なお爺さんというイメージでした。この道数十年という昔堅気の職人さんでした。残念ながら、後継者がいないらしく、1代で終わりとのことでした。

そのとき目の前で焼き印の製法の一部を覗かせてもらいました。これじゃぁ採算あわんでしょうに・・・というものでした。

家具に入れるマークはどんなデザインのマークがよいのか考えてみました。・・・と、いつもの凝り症で、図案をいろいろ描いてみたり、参考のためにとネットで検索したり、本屋さんに行ったりしました。

前々から、木製家具に入れるロゴマークは、焼き印に限ると強く思っていました。

TVコマーシャルの影響かもわかりませんが、焼き印を打つ瞬間の、あのシーンですよ。

板に焼けた印鑑を押すときジュワーという音とともに煙が立ち込めて、板にマークが焼かれる。
出来立てのホヤホヤという感じで、焼け焦げたマークや文字が浮かび上がってくるイメージです。
焼け文字やマークからまだ煙が出ている。

他との差別化もさることながら、木に焼き印をおすことの拘りです。

そうは言っても、いい図案が浮かばず、結局名前の漢字三文字のシンプルなフォントにしました。

自前のロゴマークを焼き印に作りました。

自分でとはいっても鍛冶職人でない私は焼き印は流石にできません。
機織りをしている女性の友人から教えてもらった焼き印職人へお願いして作ってもらいました。
オーダーメイドの焼き印。

そして、出来上がった焼き印でマイロゴをバンバン打ちまくりました。焼きまくりました。

ただ、焼き印は電気ゴテタイプではなく、手作りの昔ながらの逸品でした。

鋳物で出来た印鑑部分を台所のガスレンジの火にあぶって、もう焼けたかなと・・・頃合いをみて、焼き印が冷めないうちにそそくさと焼き捲るのでした。

一発で上手く焼けるのは稀で、大概は焼き時間が短く焼き入れが上手くゆかない。うっすらボンヤリとした見栄えの良くない焼き印マークでした。

<font size=”4″ color=”red”>.たかが焼き印されど焼き印</font>

スポンサーリンク

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする